拉致から28年、父が撮った「めぐみ」 | trycomp2のブログ

拉致から28年、父が撮った「めぐみ」

横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから15日でもう28年になります。ジェンキンスさんが証言した新たなタイ人女性の拉致など、拉致被害が国際的な広がりを見せる中、この秋も全国各地で訴え続ける横田滋さん、早紀江さん夫妻の今の思いを見つめます。

 海を見つめる横田めぐみさんの写真。めぐみさんはまさに写真のこの海岸から北朝鮮に拉致されました。あれから15日で28年、その当時の心境を母の早紀江さんはこんな言葉で振り返ります。

 「『もう死にたい』と・・・、こんなかわいそうな思いをさせるために産んだのではない。私が産まなければ、こんなかわいそうなことにならなかったに・・・。新潟にいた時期は悲しみと苦痛と恐ろしさと、どうしたらいいかわからない悲しみの中にいた・・・」(早紀江さん)

 先月下旬、群馬県我妻町での講演で、めぐみさんより1つ年下で新潟市に住んでいた女性と13歳の中学1年の娘に出会いました。

 「(めぐみは)中学生の時の姿しかイメージがない。めぐみと同世代だった人が母親になっている。(めぐみは)『拘束されたままなんだ』という時間の長さを感じた・・・」(滋さん)

 この講演の際、我妻町の小中学生たちから横田さん夫妻に歌のプレゼントが贈られました。何度も涙をぬぐう横田さん夫妻・・・。

 めぐみさん救出を願い、早紀江さんや友人たちが開く「祈り会」は毎月欠かさず行われ、先月で57回目を数えました。

 「日本以外にも韓国・タイ・ルーマニア・レバノンと、多くの国で拉致された人が次第に明らかになった」(救う会 西岡力副会長)

 ジェンキンスさんの著書によって、めぐみさんの新たな情報がもたらされた先月、早紀江さんはこう訴えました。

 「今まで知らなかったことがわかるのは、びっくりして『ああ、そうだったのか』と思うが、今現在の(めぐみの)ことが何も絶対にわからない。『ここから先はわかりません』と(帰国した5人も)皆言う。そこがつらいところです・・・」(早紀江さん)

 バレエを習っていて、いつもつま先立ちの練習をしていためぐみさん。「北朝鮮側が出してきた写真の足と全く同じだ」と早紀江さんは断言します。

 滋さんが撮り続けためぐみさんの姿。今月18日から東京で、横田さんの住むマンション住民有志「あさがおの会」が主催して、めぐみさんの写真展が開かれます。横田さん夫妻はこの冬も全国での訴えを続けます。(14日17:26)
TBS News-i