アーミテージ氏 北朝鮮にも見返り案を 米政権に包括交渉提言 | trycomp2のブログ
【ワシントン10日共同】ブッシュ米政権1期目の国務副長官だったリチャード・アーミテージ氏は10日までに共同通信と会見し、米政府に対し、イランとの直接交渉を決断したように、対北朝鮮でも包括的見返り案を提示し、核問題で交渉を進めるよう提言した。
アーミテージ氏は政権内で米朝協議の必要性を主張した対話促進の穏健派。米国による北朝鮮への金融制裁問題を機に6カ国協議が機能不全に陥ったと指摘される中、大胆な柔軟姿勢をとることでブッシュ政権に局面打開を求めたといえる。
同氏はイラン政策での方針転換を評価した上で「類似した方式で北朝鮮とも対話しなければ、米国は愚かに映りかねない」と言及。ブッシュ政権が今後も強硬姿勢をとれば「イランと対話しているのに北朝鮮とは対話しない」との批判を浴びる恐れがあると指摘した。
さらに、対イラン提案に軽水炉提供などが含まれていることから「北朝鮮は『イランが軽水炉を持てるのに、どうして自分たちはダメなのか』と言い出しかねない。イランに見返り提案を示したのに、北朝鮮に示さないわけにはいかなくなるだろう」と言明。
「米国が北朝鮮に(見返りを含む包括的)パッケージを示していたら、事態は改善していただろう」とも断言した。
同氏は、米国の対イラン政策転換が北朝鮮核問題でも「前向きな効果」を生み、6カ国協議が再開する可能性があるとの展望を示した。また、クリントン政権と北朝鮮が「米朝枠組み合意」をまとめた後に、北朝鮮がウラン濃縮型核開発計画を進めたことを教訓にすべきだと指摘した。
=2006/06/11付 西日本新聞朝刊=
2006年06月11日00時06分
西日本新聞 / アジア・世界 [アーミテージ氏 北朝鮮にも見返り案を 米政権に包括交渉提言]
