鎌倉の劇団、「拉致」との戦い 劇に めぐみさん題材 | trycomp2のブログ
北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさん=拉致当時(一三)=と父、滋さん(七三)や母、早紀江さん(七〇)らを題材にした劇が、五月三日から七日まで横浜市西区の相鉄本多劇場で計八回上演される。上演するのは鎌倉市を中心に活動する「劇団てんびん座」。同劇団は「芝居だと拉致問題を知らない人も来る。この芝居を上演することで『みんなで声を上げてほしい』という早紀江さんのお手伝いをしたい」と話している。(森本昌彦)
演劇のタイトルは「この手に… 横田めぐみを想う」。昭和五十八年に旗揚げしたてんびん座の代表を務める森木エリ子さん(五五)が昨年秋から構想を練り、自ら台本も書き上げた。
森木さんが拉致事件に関心を持ったのは平成九年。めぐみさんの拉致が表面化したときのことだ。当時、長女の麻衣さんは、めぐみさんが拉致された年齢と同じ十三歳。「この子がいなくなったらどうしよう」。同じ親として強く心を打たれ、その後も新聞で拉致問題をフォローし続けた。
めぐみさん拉致を知った当初は「現在いる場所が分かっているのだからすぐ帰ってくるはず」と思っていたという。だが、待てども待てどもめぐみさんは帰ってこない。そして、九年もの歳月が過ぎた。
「何かで声を上げなければ…」。そう考え、思い至ったのが芝居だった。数日間で一気に台本を書き上げ、上演に向けた準備を進めた。
物語はめぐみさんが北朝鮮工作員に拉致される昭和五十二年十一月十五日の朝から始まる。中学生のめぐみさんが自宅を出る。どこの家庭にもある平凡な日常はその日の夕方、暗転する。学校から下校したはずのめぐみさんが帰ってこない。その日から現在まで、二十九年にも及ぶ横田さん夫妻らの戦いを描いている。
「早紀江さんたちが命を削って日本中を走り回って『この事件は終わっていない』と訴えている。その一翼になれれば」と森木さん。作品を通じて、世論の喚起を図ることで拉致問題の解決を願っている。
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チケットは前売り券が二千五百円、当日券が二千八百円。チケットぴあなどで購入することができる。問い合わせは(電)0467・31・6565(劇団てんびん座)。
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