拉致家族会、感動“演出”に不信感 金英男面会 | trycomp2のブログ

拉致家族会、感動“演出”に不信感 金英男面会

 「非常に複雑」「異様な光景」-。横田めぐみさん=拉致当時(13)=の夫とされる韓国人拉致被害者、金英男さん(44)と母親の崔桂月さん(78)らが面会を果たした28日、めぐみさんの父、滋さん(73)ら「家族会」メンバーは会見し、28年ぶりの母子再会の印象を語った。家族らは再会を「よかった」としながらも、“感動の再会”で拉致問題の幕引きを図る北朝鮮に不信感を募らせた。

 家族らは午後4時すぎ、東京・永田町の衆院第2議員会館会議室で英男さんらの面会映像を見た。

 テレビモニターに、大声で泣きながら息子を抱いている崔さんの姿が映し出されると、めぐみさんの母、早紀江さん(70)は「会えてよかったねえ」と漏らした。

 早紀江さんは会見で映像を見た印象を問われ、「非常に複雑な気持ち」。「(英男さんの)家族の中でヘギョンちゃんだけが浮いている。成長していたが、孤独感が漂っていた。悲しい思いをしているのではないか」と愛孫の心の内を推し量った。

 来日時に崔さんの健康状態が優れなかったことを心配していたという滋さん。「会えてよかったと思う」としながらも、「韓国では拉致は外交問題ではなく、統一省が扱う国内問題で、状況が異なる。われわれは今の段階で(北朝鮮に)行くことはない」と断言した。

 会見に同席した「救う会」の西岡力副会長が「北朝鮮の検閲を通過したものが送られてきている」と指摘した再会の映像に違和感を指摘する声も相次いだ。

 田口八重子さん=同(23)=の兄、飯塚繁雄さん(68)は「異様な光景だ。北朝鮮に拉致されたのに、対面した家族は全く怒っていない」としたうえで、「(再会という)現象に惑わされることなく、日本国のやり方で強力に救出を進めたい」と話した。

 飯塚さんはまた、「南北の(融和を演出する)パフォーマンスを大きく取り上げるのは北朝鮮の思うつぼで、問題を感じる」と、韓国メディアを利用した北朝鮮のやり方に警戒感をあらわにした。

 増元るみ子さん=同(24)=の弟、照明さん(50)も「感動の再会なのに金英男氏は全く涙を流していない。相当、訓練されてきたか工作員として感情を押し殺しているのか。それを考えるとかわいそうに思う」と話した。

(06/28 22:50)
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