原さん拉致 きょう警視庁、辛容疑者らに逮捕状 田口さんにも関与か | trycomp2のブログ
大阪市の中華料理店員、原敕晁(ただあき)さん=当時(43)=が北朝鮮に拉致された事件で、警視庁公安部は二十四日、国外移送目的拐取容疑で辛光洙容疑者(76)=地村保志さん夫妻拉致などで国際手配=ら元工作員二人の逮捕状を請求する。田口八重子さん=同(22)=拉致にも辛容疑者が関与した疑いがあることが新たに判明。公安部は国際刑事警察機構(ICPO)を通じて辛容疑者らを国際手配後、田口さん事件の全容解明に乗り出す方針を固めた。
ほかに逮捕状が請求されるのは、辛容疑者の補助工作員として韓国で国家保安法違反の共犯の罪に問われた元服役囚(78)=済州島在住。
調べでは、辛容疑者ら二人は、昭和五十五年六月、原さんに「転職先を紹介する」ともちかけ、面接名目で宮崎県の青島海岸まで誘い出し、ゴムボートや工作船に乗せて北に拉致した疑い。
一方、田口さんは五十三年六月に拉致された。勤務先の東京・池袋の飲食店で知り合った「宮本明」を名乗る李京雨工作員に「温泉に行こう」と誘い出されたとされる。
北では「李恩恵」の名で大韓航空機爆破事件の実行犯、金賢姫元死刑囚に日本語を教えていた。
蓮池薫さん夫妻拉致では、実行犯の「朴」ことチェ・スンチョル容疑者が、北で蓮池さん夫妻の世話係をするなど、拉致実行から生活の面倒まで一貫して関係していたことが蓮池さんらの証言で判明。田口さんは辛容疑者が拉致した原さんと結婚したとされ、辛容疑者が田口さんと原さんの二人についても、拉致から一貫して関係していた疑いが浮上した。
捜査の結果、辛容疑者の別の補助工作員が、田口さんの勤めていた飲食店に客として出入りしていた上、李工作員とも面識があったことが新たに分かり、公安部は多くの日本人拉致を実行していた辛容疑者が、田口さん事件にも関与した疑いがあるとみて、捜査を本格化させる。
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【用語解説】補助工作員
日本や韓国で、北朝鮮の秘密工作員の活動を支援する。旅券や運転免許証の調達、住居の手配などを行うほか、一連の拉致事件では条件に合う拉致対象者を選んだり現場に誘い出したとされる。国内では在日の朝鮮人や韓国人が、北にいる身内を事実上の人質にして協力させられるケースが多い。
(産経新聞) - 4月24日3時1分更新
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