北、6カ国再開を拒否 米に通告、訪米中止に反発 | trycomp2のブログ

北、6カ国再開を拒否 米に通告、訪米中止に反発

【ワシントン=樫山幸夫】北朝鮮は二日、次回以降の六カ国協議の再開を拒否する意向を米政府に伝えてきた。双方の認識の対立から、金桂寛外務次官の訪米が中止になったことが理由。米政府は北朝鮮への説得を開始する構えだが、再開まで再び長い空白が生じる恐れが出てきた。

 ワシントンの外交筋などによると、ニューヨークの北朝鮮国連代表部の高官が国務省朝鮮部幹部に電話、そうした意向を伝えた。電話連絡の中で北朝鮮側は、金桂寛次官が訪米し、クリストファー・ヒル国務次官補(東アジア太平洋担当)との会談が実現するまで、協議再開に応じる意思はない-という強い姿勢を表明。米国の姿勢を「信頼関係を損なう」と強く批判した。

 あわせて北朝鮮は、今月中旬に六カ国協議の非公式会合を済州島で開いてはどうかという韓国政府の提案も拒否する方針を明らかにしたという。

 六カ国協議の北朝鮮代表、金桂寛次官は今月中にニューヨークを訪問する予定だった。目的はマカオの銀行を舞台に、北朝鮮が偽造紙幣の流通、マネーロンダリングなどを行っていた問題についての話し合いだった。

 北朝鮮はこの訪米を通じて、マカオ問題に関する協議・交渉を行いたい意向をもち、ヒル国務次官補らとの話し合いを望んでいた。しかし、米国側は、財務省の担当者がマカオ問題に対する米国の立場、方針を説明するだけ-と主張して見解が対立。結局、金次官の訪米は見送られた。

 北朝鮮は、今回の訪米を通じ、以前からの願望である米国との直接対話の糸口をつかみたいという思惑をもっていたため、それが中止になったことに失望。六カ国協議再開拒否という強硬手段に出た。

 先月開かれた前回の六カ国協議の議長声明では、次回協議の日程について「できる限り早い時期」とされ、米国は可能であれば年明け早々の再開をめざしていた。今回、北朝鮮が言葉通り、強硬姿勢を貫いた場合、中断期間が再び長期に及ぶことが予想されるため、米国は議長国・中国などと連携をとりながら北朝鮮の説得にあたる。


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