「米国は北朝鮮が高濃縮ウラン開発した証拠を確保」
2002年、ジェームズ・ケリー米国務次官補の訪朝当時、通訳を務めた高麗大一民国際関係研究院の金東賢(キム・ドンヒョン)教授は21日、「北朝鮮の高濃縮ウラン(HEU)開発プログラムに関し、北朝鮮が否定することのできない証拠を握っている、というのが米国の見解だ。北朝鮮がこの問題の存在をただ否定し続ければ、ブッシュ政権の対北政策が再修正されることもあり得る」と語った。
北朝鮮による高濃縮ウラン開発疑惑に初めて火が付いた当時、ケリー次官補と北朝鮮の姜錫柱(カン・ソクチュ)第1外務次官との間で開かれた会談に出席した金東賢教授は、この日記者との電話インタビューで、米国が握っている証拠について、「高濃縮ウラン開発プログラム以外に用途のない装備を購入した事実を米国はつかんでいる。しかし、当時米代表団は米国が確保した具体的証拠を提示しなかった。これは、情報機関に関する事項については公開しないのが原則であるため」と説明した。
今後、北朝鮮が高濃縮ウラン開発の事実を認める可能性について、金東賢教授は「北朝鮮が自らの発言を直ちに訂正し、事実を認めた事例はない。北朝鮮側は、会談のたびに“われわれには高濃縮ウランを開発できるだけの技術者も施設もない”と繰り返していた。北朝鮮が何かを認めるとすれば、軍事用の高濃縮ウラン開発が目的ではなく、研究用の低濃縮ウランの製造実験用に資材を購入しただけだと主張するだろう」と予測した。
また金東賢教授は、韓国政府の高濃縮ウラン関連の見解について、「韓国政府もこの問題に初めて火が付いた当時は、むしろ米国よりも強硬に廃棄を主張していた」と指摘した。
安容均(アン・ヨンギュン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
朝鮮日報 Chosunilbo (Japanese Edition)