「必ず助け出す」=ケーキと赤飯、食卓に-有本さん、きょう48回目誕生日 | trycomp2のブログ
北朝鮮による拉致被害者有本恵子さん=失跡当時(23)=は12日、48回目の誕生日を迎えた。父明弘さん(79)と母嘉代子さん(82)は「ほかの拉致被害者と同じように監視された生活を送っているのではないか」と心配するが、「必ず助け出す」と思いを新たにしている。
北朝鮮は2002年、日本政府調査団に対し、有本さんは1985年に石岡亨さん=同(22)=と結婚し翌年娘を産んだものの、3人とも88年にガス中毒で死亡したと説明した。
しかし曽我ひとみさん(48)は05年、有本さんを87年6月に平壌で目撃したと証言。「ひとみさんからは、恵子の子どもは男の子だと聞いた。北朝鮮の発表は女の子で、おかしい」。嘉代子さんは生存を確信している。
福田康夫首相は昨年10月、就任後初めて拉致被害者家族と面会した際、「わたしの在任中に何とかする」と決意を示したという。嘉代子さんは「信じるしかないが、強い態度で臨んでほしい」と期待を掛ける。
明弘さんは、政府が米国を交えて北朝鮮に拉致被害者の帰国を再度迫ってほしいと願う。「アメリカと北朝鮮が向かい合う時が来る。その時には必ず助け出す」。
両親によれば、6人きょうだいの3女の有本さんは落ち着いていて、自己主張の強いタイプではなかった。有本家では誕生日はケーキで祝うのが習慣で、きょうだいは競って食べた。嘉代子さんは「いつもは前に出てこないけれど、誕生日には自分からケーキを取りに来た」と、昔の娘の様子を思い出し、目を細めた。
12日夕、年老いた両親は食卓にケーキと赤飯を並べ、有本さんの誕生日を静かに祝うつもりだ。
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