核施設解体なら軽水炉必要 北朝鮮、米は取り合わず
【北京21日共同】北朝鮮核問題をめぐる六カ国協議の北朝鮮首席代表、金桂冠外務次官は二十一日、核放棄に向けた「初期段階措置」の「次の段階」の柱となる核施設の「無能力化」に関し、北朝鮮・寧辺の核施設を解体しようとするなら軽水炉の提供が必要だと述べた。北京国際空港で記者団に語った。北朝鮮が核施設解体の見返りとして軽水炉提供要求を公言したのは初めて。
これに対し、米国の首席代表、ヒル国務次官補は「(提供については)適切な時期に議論される」と従来の主張を繰り返し、取り合わない姿勢を示した。
また金次官は「次の段階」のもう一つの柱である「すべての核計画申告」について、核兵器が含まれるのかどうかは「少し考える必要がある。信頼が構築されるかどうかをみて判断する」と明言を避けた。さらに「核問題の解決の基本は重油ではなく(米国の敵視)政策を変えろということだ」と指摘した。
米朝作業部会についてヒル氏は「東南アジアのどこかで」開催が検討されていると述べた。米政府当局者によると、八月末ごろにベトナムの首都ハノイで開催する方向で調整が進んでいる。
また、ヒル氏は無能力化の年内履行については「各国の誠意と技術的な課題にかかっているが、十分可能だと思う」と述べた。
一方、金次官は北京で十九日に日本と行った二国間協議で、圧力だけでは問題は解決しないと発言。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地・建物が競売される事態に陥ったことを念頭に、北朝鮮が反発していることを示した。
中国新聞ニュース