金総書記、1カ月目「隠とん」の背景に注目 | trycomp2のブログ

金総書記、1カ月目「隠とん」の背景に注目

ミサイルを打ち上げて以降、北朝鮮が内部体制をさらに強化している。連日し、北朝鮮侵攻への脅威を強調し、先軍政治のもと国防力を強化すべきだとの点、住民の犠牲が避けられないとの点を掲げ、反米意識を高めることに総力を挙げている。

とりわけ先月に大規模な水害が発生した後、官営メディアを総動員し、内部の動搖を防ぐための体制結束に全力を尽くす雰囲気だ。北朝鮮が内部体制の強化に集中するのは、周辺情勢とかかわりがあるものと見られる。ミサイル発射以降、北朝鮮への制裁措置が強化されたのを受け、それによる内部の動搖や不満をあらかじめ遮断したい、という狙いだとのこと。

労働(ロドン)新聞など各官営メディアは、ほぼ毎日先軍政治の重要性を説破し、内部体制の強化を強調している。これは住民はもちろん党幹部の間でも、ミサイル発射以降、不満が高まる可能性が少なくないため、と考えられる。軍が主導した一連の強硬措置で、戻ってきたのは生活苦だけ、という不満の声が高まりうる。

北朝鮮・金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の秘密資金とされる、いわゆる「統治資金」が米国の金融制裁措置で遮断されるにつれ、党幹部らに支援されていた物資も中断された状況と見られる。弱り目にたたり目で、先月は水害まで発生した。民心を動揺させうる予想外の要因がもう一つ増えたわけだ。

こうしたなか金委員長はミサイル発射以降、1カ月も姿を現さずにいる。イラク戦のぼっ発を前後にした03年の50日間にわたる「隠とん」以降、最長期間となる。こうした状況で外部に姿を現さないことが、むしろ関心を集め統治力を高める手段になりうる、と判断したかも知れない。また、現在の局面を突破するための長考に入った、との見方も出ている。


2006.08.03 16:29:28
Japanese JoongAngIlbo