世代交代のない北朝鮮首脳部 序列20位内では金総書記が最年少 | trycomp2のブログ

北朝鮮の延亨黙(ヨン・ヒョンムク)国防委員会副委員長(74)が、不治の病(すい膓癌とされる)で22日死去したと朝鮮中央通信が報道した。延副委員長は金正日(キム・ジョンイル)総書記の最側近の一人だった。労動党中央委員会・政治局候補委員であり、慈江道(ジャガンド)責任秘書としても活動した。延副委員長は90年代初め、政務院総理資格で南北高位級会談に数回出席している。
◆ 序列20位内では金正日総書記が最年少
今月9日、労動党結党60周年中央報告大会が行なわれた。この大会に出席した首脳部の序列をみると、20位以内では金総書記がもっとも若い。17人が70歳を越えており、80歳以上も5人いる。
北朝鮮国防委員9人のうち、年齢が知られている8人の平均年齢は73.1歳だ。党中央委員会・政治局委員の14人は78.7歳、秘書局の9人は76.9歳だ。金総書記が常務委員を務める政治局の場合、金総書記を除けば、年齢平均は80歳となる。
これは、周期的に最高指導層を入れ替える中国とのもっとも大きな相違点だ。権力を世襲する北朝鮮の場合、権力の安定化を重視するため、世代の入れ替えが難しいと専門家たちは評価している。統一研究院の全賢俊(チョン・ヒョンジュン)先任研究委員は「忠誠さえすれば、死亡するまでポストを保障するのが特徴」と述べた。
一方、大統領府資料によると、今年7月現在、韓国の長官の平均年齢は56.8歳だ。
◆ 多数の幹部が持病を抱える
延副委員長のように、現役で死亡する北朝鮮の高位層は多数いる。金容淳(キム・ヨンスン)労動党秘書、宋浩景(ソン・ホギョン)アジア太平洋平和委員会副委員長は、それぞれ2003年と2004年に職位にあったまま、死亡した。
重病で治療を受けているケースも多い。序列3位の趙明祿(チョ・ミョンロク)国防委員会第1副委員長(77)は、慢性腎不全で中国を往来しながら治療を受けている。白南淳(ペク・ナムスン)外務相(76)も腎不全で中国、シンガポールなどで治療を受けているといわれる。最近、公の場から姿を消した桂応泰(ケ・ウンテ)労動党秘書(80)は痴ほう、最近南北関係を指揮する林東玉(イム・ドンオク)労働党統一戦線部・第1副部長も肺癌の治療を受けたことが分かった。
◆ 実務者は急速に若手に入れ替え
内閣と軍、経済分野、対南分野の実務者は、30代から50代の若手へと大幅な入れ替えが行なわれたといわれる。
北朝鮮は2001年当時、45歳のイ・ジュオを内閣軽工業相に、昨年には48歳のソク・グンスを林業相に任命した。対南分野で、昨年長官級会談の首席代表を60代のキム・リョンソン責任参事から40代半ばの権虎雄(クォン・ホウン)責任参事に交替させたことも、こういう流れを反映している。
北朝鮮はまた2003年9月、軍の首脳部を除く各軍団の司令官のほとんどを40代から50代に、旅団クラスの指揮官の場合、ほとんどを30代に入れ替える軍部人事に踏み切ったと伝えられた。経済分野でも、2002年7.1経済改善措置以降、工場と企業所の支配人をこれまでの60代から30代や40代に入れ替えたといわれる。
朝鮮日報 Chosunilbo (Japanese Edition)
