北朝鮮、危機高め米に交渉迫る | trycomp2のブログ
【ソウル=山本勇二】北朝鮮が長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射実験の準備を進めているのは、危機を高め、自らの立場を強めたうえで、米政府に直接交渉を迫り、金融制裁を解除させる狙いとみられる。
ブッシュ政権は昨年、マカオにある銀行バンコ・デルタ・アジアに対し「北朝鮮の不法ビジネスの資金洗浄の場になった」として、米銀との取引を禁じた。
米国はさらに北朝鮮によるドル札偽造や麻薬密輸の証拠を次々に提示し、金融制裁とともに、北朝鮮の海外での資金調達に打撃を与えた。北朝鮮は再三、制裁の解除を要求したが、ブッシュ政権は拒否している。
発射実験の準備は米偵察衛星によって監視されている。北朝鮮はこれを「逆手」にとり、ミサイルの搬送、発射台への設置など段階的に危機を高めて、米政府に交渉を迫っているとみられる。
テポドン2号は射程3500-6000キロと推定され、米アラスカ州の一部まで射程に入る。米国に直接脅威を与えるだけに米国さらに日韓両政府も北朝鮮に自制するよう繰り返し警告している。
一方、米議会の共和、民主両党の有力議員が相次いで、ブッシュ政権に北朝鮮との直接協議を求めた。一部の欧米メディアは「北朝鮮が近日中にもミサイルを発射する可能性がある」と報じているが、北朝鮮は米議会の動きも注視し、発射を強行した場合の得失を計算しているとみられる。
◆「人工衛星」と公表も、北朝鮮科学者ら軌道計算
【北京=共同】長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射実験準備を行っているとされる北朝鮮が今年に入り、「人工衛星」の打ち上げに備え、宇宙工学分野の科学者を動員し、軌道の設定と計算の作業を進めていることが分かった。北朝鮮に詳しい情報筋が17日明らかにした。「人工衛星」として発信機などを組み込み打ち上げを行う可能性も排除できなくなったといえる。
同筋によると、北朝鮮は米国などから弾道ミサイル発射と非難されるのを避けるため、「人工衛星」発射と同時に軌道を公表することを検討しているという。
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