県出身・赤木容疑者の実家捜索
日航機よど号ハイジャック事件のメンバーらと事件後に北朝鮮で合流した小川淳こと赤木(旧姓米村)邦弥容疑者(52)の旅券法違反事件で、警視庁公安部は十一日、熊本県内の同容疑者の実家など関係場所を家宅捜索した。警察庁が国際刑事警察機構(ICPO)を通じ国際手配の手続きを進めている。
赤木邦弥容疑者はメンバーの赤木志郎容疑者(59)=よど号事件で国際手配=の妹の夫。六月初旬にも帰国するとみられる。
捜索先はほかに、赤木邦弥容疑者の妻や、日本潜伏中の一九八八年に逮捕され既に出所したよど号犯の自宅など。
公安部は、八三年に失跡した有本恵子さんら三人の欧州での拉致事件によど号グループが関与したと判断。石岡亨さん、松木薫さんの拉致によど号犯の妻二人がかかわった疑いが強まったとして、結婚目的誘拐容疑での立件に向け捜査している。
赤木邦弥容疑者が有本さん拉致と同時期にウィーンに滞在していたことから、家宅捜索の押収資料を分析し、帰国時にも事情を聴くなどして欧州拉致事件の実態解明を進める。
調べでは、同容疑者は八七年四月までに北朝鮮に入国、当時は渡航制限されていた北朝鮮を訪れた疑い。
赤木容疑者の両親が住む実家には午前七時から、警視庁公安部の捜査員四人が家宅捜索。両親から事情を聴くとともに同容疑者からの手紙などを押収した。
実家で父親は「押収されたのは(同容疑者が)近況を知らせてきた手紙二、三通。北朝鮮にいたことは最近知った。何としても会いたい」などと話した。
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