米“拉致問題 重要性は理解”
6か国協議の作業部会で日本と北朝鮮が拉致問題をめぐって対立していることについて、アメリカ政府は、7日、「日本にとってきわめて重要な問題であることを理解している」と強調しましたが、北朝鮮が一時協議に応じなかったことへの批判は避けました。
アメリカ国務省のマコーマック報道官は、ハノイで行われている日本と北朝鮮の作業部会で日本側が拉致問題の解決を迫っていることについて「われわれは、拉致問題を6か国協議の中で扱うべきだとする日本の主張を一貫して支持している。そして、この問題が日本の政府と国民にとってきわめて重要であることを理解している」と述べました。そのうえで「拉致問題は、アメリカが北朝鮮をテロ支援国家に指定する判断材料の1つになっていたはずだ」と述べ、北朝鮮をテロ支援国家のリストから外すには拉致問題の行方も見極める必要があるとする認識を示しました。ただ、北朝鮮が「拉致問題は解決済みだ」と主張し、7日午後の協議に応じない態度に出たことについては「2日目の協議はあらためて行われるということであり、われわれもそうあるべきだと思う。この問題は、日朝双方にとって決して簡単な問題ではないが、対話が始まったことこそが重要だ」と述べて批判は避け、軌道に乗り始めた対話ムードを損ねたくないという配慮をのぞかせました。
NHKニュース