核放棄 段階ごとの見返り要求 北朝鮮 基調演説で示唆 | trycomp2のブログ

核放棄 段階ごとの見返り要求 北朝鮮 基調演説で示唆

 【北京=城内康伸】8日に北京で再開した北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の基調演説で、北朝鮮が「条件が成熟するのに従い、朝鮮半島を非核化する用意がある」と述べ、核放棄に向けた段階的な措置ごとに、見返りを求める考えを示唆していたことが9日、分かった。6カ国協議関係筋が明らかにした。

 これに対し、米国は基調演説で「(核問題は)米朝2国間協議だけを通じて、解決するものではない」とし、対米直接交渉に重点を置く構えをみせる北朝鮮をけん制した形だ。米朝の基調演説の具体的な内容が明らかになったのは初めて。

 関係筋によると、北朝鮮首席代表の金桂冠(キム・ゲグァン)外務次官は基調演説で、2005年9月に採択した共同声明でうたっている核放棄の履行に向けた「初期段階の措置」に関し「論議を進める準備ができている」と言明。「初期段階の措置を履行して初めて対話交渉を通じた朝鮮半島の非核化は可能だ」と踏み込んだ表現で、初期段階の措置を受け入れる用意を表明した。

 半面、金次官は「米国は、朝鮮への制裁圧力で招来された現状況を認識すべきだ」と述べ、核問題による今日の緊張した情勢は、米国の北朝鮮に対する金融制裁など制裁措置が原因と主張。「非核化の方向を決めるため現実的な方法を模索すべきだ」とし、米国に制裁解除の決断を求めた。

 関係筋によると、激しい対米非難や関係国を挑発する内容はなかったといい、韓国政府当局者は「初期段階の措置への強い意志と希望を示した」と評価している。

 米首席代表のヒル国務次官補は基調演説で、核放棄のほか共同声明に盛り込んだ合意事項について「6カ国協議の枠内で包括的に接近しなければならない」と言明。「朝鮮半島の核問題が優先解決されるべきだ」と強調した。


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