北朝鮮:偽名の謎 | trycomp2のブログ
「日本との関係で名前が公開されると望ましくないと考えた」
横田めぐみさんの夫とみられる韓国人拉致被害者、金英男(キムヨンナム)さんは6月、母親らと再会した際の記者会見でそう述べた。北朝鮮側は、めぐみさんの夫の名を「キム・チョルジュン」としており、その食い違いを指摘されたのだ。
かつて、北朝鮮からの代表団の相手を務めた日本人男性には、忘れられない記憶がある。酒を飲みながら団員が取り出したのは複数の旅券。「『こっちは日本用、こっちはヨーロッパ用』と言うのだが、名前がまったく違うんだ」と声を潜めた。
北朝鮮では複数の名前を持つのが普通なのか。ある脱北者は「そんなことはない」と否定する。
偽名を使うのは、氏素性を知られたくない場合などに限られる。
「リュ・ミョンスク」「リュ・オクヒ」。04年11月に平壌で行われた日朝実務者協議で、北朝鮮側が提示しためぐみさんに関する個別情報には、違う朝鮮名が並んで出てくる。本名すら名乗ることを許されず、二つの偽名を与えられためぐみさん。その胸中は、察するに余りある。
毎日新聞 2006年8月1日 17時04分
北朝鮮:偽名の謎-アジア:MSN毎日インタラクティブ
