「聞こえるかあ」 松本京子さん兄、北向け放送メッセージ | trycomp2のブログ
「なるべく早く帰れるよう頑張るから、身体に気をつけて達者でおれよ。聞こえるかあ」。昭和52年10月、北朝鮮に拉致された鳥取県米子市の会社員、松本京子さん=拉致当時(29)=の兄、孟さん(59)が22日に上京し、北朝鮮に向けて流している短波ラジオ放送「しおかぜ」に、京子さんにあてたメッセージを録音した。メッセージは24日午後10時からの放送で流される。
孟さんは収録に先立ち、拉致被害者の「家族会」副代表で、田口八重子さん=同(22)=の兄、飯塚繁雄さん(68)と面会。京子さんが正式に拉致被害者と認定されたことから家族会への入会を希望した。来月12日に開かれる臨時家族会で諮られ、入会が認められる見込み。飯塚さんは「一緒に戦っていこうということに変わりはない。入会されると思う」と話した。
「しおかぜ」は、北朝鮮に拉致された可能性を排除できない行方不明者を調べている「特定失踪(しっそう)者問題調査会」(荒木和博代表)が昨年10月から放送を開始。ニュースのほか、特定失踪者や拉致被害者の家族の手紙や生の声をメッセージとして流している。
「しおかぜ」のスタジオでマイクに向かった孟さんは「京子、分かるか? 兄貴だ」と語り始め、「今まで何もしてやれなくてすまんなあ。今年もおばあさん(京子さんの母、三江さん)が、京子の好物の沢庵を漬けて帰りを待っているから。はよ帰らないけんがなあ」と京子さんに呼びかけた。収録したメッセージは約1分40秒。
孟さんはこの日、飯塚さんや、調査会の真鍋貞樹専務理事らとともに官邸を訪れ、塩崎恭久官房長官、中山恭子首相補佐官と面会。塩崎長官から拉致認定の通知書を受け取った孟さんは「妹が無事帰ってこられるよう、よろしくお願いします」と要請した。中山補佐官は「政府として真剣に取り組んでいきます。一緒にやっていきましょう」と約束した。
(11/22 19:19)
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