BDA資金、東南アの銀行活用も 口座主が送金をテスト
マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)の北朝鮮関連資金の移転が遅れている問題で、東南アジアの複数の銀行を資金(米ドル)の受け入れ先とする解決案が進んでいることがわかった。受け入れ先が確保され、送金が確認できれば北朝鮮の核施設の稼働停止に向けた条件が整う。
だが金融筋からは、この方法での問題解決には18日に発効したばかりの米財務省の対BDA金融制裁の解除や例外措置の適用が必要との指摘が出ている。
中朝貿易関係者によると、東南アジアのある銀行から、北朝鮮関連資金を受け入れる用意と、送金先口座の番号が具体的に示された。別の東南アジアの銀行も送金を受け入れる意向で、細部を調整している。
BDAの大口口座主である北朝鮮の外資系銀行「大同信用銀行」で、渉外担当を務める英国人投資家は「我々の資金が本当に国際金融システムに接続できるのかテストする」として、凍結資金をインターネットを通じてほかの銀行口座に送金する考えを明らかにした。
中朝貿易関係者は「送金の試みは17日から始まった。成功すれば他の口座主も同様の手続きを踏むだろう」と語った。
米ドルの国際送金は、送り手と受け手の銀行がそれぞれ契約する米国内の為替業務代行銀行(コルレス銀行)間で行うのが一般的だ。しかし、米財務省の金融制裁で、コルレス銀行はBDAとの取引を停止し、BDAは米ドルの国際送金ができなくなっている。
このため、香港の複数の金融筋は「米政府が特別措置で一時的にでも制裁を解除するか、現金で運ぶかしか方法はないはずだ」としている。
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