北、参院選見極め? 日朝協議を一時拒否
先の6カ国協議に際し北朝鮮の金桂寛外務次官が17日に北京市内でヒル米国務次官補と会談した席上、日本との2国間会談について、参院選の動向を見極める必要性があるとして拒否していたことが26日、分かった。日朝会談は結局、19日に開かれたが、安倍晋三首相の退陣を望む北朝鮮が、参院選の行方に極めて高い関心を払っていることを示すものだ。
17日の米朝会談で、ヒル次官補は「日朝会談も開催すべきだ」と持ちかけた。しかし、金次官は参院選を理由に「今はそのときではない」と、応じない意向を示した。
その後、日本側の申し入れで、佐々江賢一郎・外務省アジア大洋州局長と金次官が19日に約1時間にわたり、拉致問題などを協議したものの「とくに進展はなかった」(首相周辺)。北朝鮮側が最終的に会談に応じたことについて、外務省筋は「北朝鮮本国から『日本と会うな』という指令はなく、形だけ応じることにしたのだろう」としている。日本側も「参院選後までは実質的な交渉は無理だ」(政府関係者)とみていた。
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙、朝鮮新報によると、北朝鮮では10日ごろから、平壌など各地で「安倍糾弾集会」を開催しているという。
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