日朝協議、最優先の拉致問題が最初の議題に | trycomp2のブログ
【北京=吉山隆晴】4日から北京で始まった「拉致問題」「核・ミサイルなど安全保障問題」「国交正常化」を並行して話し合う日朝政府間協議の全体会合で、日本側が最優先課題としている拉致問題が最初の議題に決まった。
政府は「日本にとって意義のあることだ」(外務省筋)と前向きに受け止めている。
この日の全体会合は約1時間15分行われた。北朝鮮側は、「複数の議題を同時並行で話し合うのは希望しない」と主張し、1日1テーマという協議の方式が決まった。拉致問題を最初に協議すべきだとする日本側の主張に対して、北朝鮮側は「日本が拉致問題を重視していることは理解できる」と歩み寄りの姿勢を見せたという。
拉致など三つの議題を協議する今回の方式は、昨年、横田めぐみさんのニセ遺骨問題をきっかけに、北朝鮮外務省が日本側の電話連絡にも応じないという、「没交渉」の状況が長く続いた経験から、「北朝鮮をテーブルに着かせる仕組み」として日本側が提案した。
北朝鮮が経済立て直しのため、日本からの経済協力を期待していることを念頭に、「仮に拉致問題で行き詰まっても、経済協力で過去の清算を行う協議の場が存在していれば、北朝鮮は簡単にテーブルを立てないはず」(政府筋)との読みからだ。
拉致問題を国交正常化よりも先に協議することに北朝鮮が同意したことで、外務省には「最初に北朝鮮の拉致問題への対応を見極めることができるようになった」(幹部)と協議の主導権を取りやすくなったと見る向きもある。
ただ、北朝鮮は「拉致問題は解決済み」との立場を覆すには至っていない。この日も北朝鮮の宋日昊(ソン・イルホ)大使は協議前、「拉致問題については、我々が言うべきことがとても多い」と記者団に語るなど日本側をけん制しており、協議の先行きは不透明だ。
日朝協議、最優先の拉致問題が最初の議題に (読売新聞) - goo ニュース
