6カ国協議:北朝鮮、見返りで条件闘争 工程表作り難航
【北京・堀山明子】6カ国協議首席代表会合は19日、争点の北朝鮮核廃棄に向けた「第2段階措置」の完了目標期限で合意できないことが濃厚になった。北朝鮮は非核化と見返り措置に関する全体的なロードマップ(行程表)の必要性には理解を示したが、見返りを前提条件にしたため、作業部会で詰めた議論が必要との判断になった。
ヒル米国務次官補は19日夜、記者団に対し、8月中に五つの作業部会すべての開催を目指すと述べ、米国が提起する第2段階措置の年内終了は「十分可能だ」と自信を見せた。一方、6カ国外相会議は「現実的には9月になる」と述べた。次回6カ国協議での行程表合意を経て、外相会議に弾みをつけたいという意図がうかがえる。
しかし、作業部会で突破口が開ける保証があるわけではない。北朝鮮の金桂冠(キムゲグァン)外務次官は19日午前の首席会合で、核施設無能力化の定義で独自の主張をしたり、非核化の段階別の見返りを要求。中国は19日夜、行程表抜きの議長声明草案を各国に提示せざるをえなくなったようだ。
韓国の千英宇(チョンヨンウ)朝鮮半島平和交渉本部長は「(行程表について)次回6カ国協議で合意しようという共通認識はできた」と強調したが、作業部会で各論に入れば議論は難航する可能性が高い。
毎日新聞 2007年7月20日 3時00分
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