田口さん拉致事件を漫画で 長男の視点から描く | trycomp2のブログ
78年に北朝鮮に拉致された田口八重子さん(当時22)の長男飯塚耕一郎さん(29)の視点から拉致事件を描いた漫画「母が拉致された時 僕はまだ1歳だった」が、「漫画アクション」(双葉社)に4日発売号から連載される。原作・監修した耕一郎さんは3日、東京都内で会見し「母を助けなきゃいけないのに、母の記憶がなく、実感がわかない。その寂しさや葛藤(かっとう)を、漫画で描写してもらった」と語った。
同誌の拉致事件作品は、蓮池薫さん、横田めぐみさん拉致をそれぞれ描いた「奪還」、「めぐみ」に続き3作目。
東京・池袋の飲食店に勤めていた八重子さんが1歳の耕一郎さんら幼い子2人を残して失跡したのは78年6月。耕一郎さんは、八重子さんの兄の繁雄さんに、「次男」として育てられた。
漫画は87年暮れ、小学生の耕一郎さんや繁雄さんら家族が談笑する居間に置かれたテレビに、大韓航空機爆破事件実行犯とされる金賢姫(キム・ヒョンヒ)元死刑囚が映る場面から始まる。
日本の警察当局は91年、金元死刑囚の日本語教育係・李恩恵(リ・ウネ)を八重子さんと断定。だが繁雄さんは「耕一郎が成長するまで事件に巻き込まない」と決意し、21歳になる98年まで事実を告げなかった。
耕一郎さんは02年9月に小泉首相が初訪朝した際、八重子さんら8人の拉致被害者を北朝鮮側が「死亡した」と発表したのを知り、初めて「心が張り裂けそうな衝撃」を感じたという。作画を担当した漫画家・本(もと)そういちさん(42)は「母親を実感できなかったこと自体、拉致事件の非道さを示す話だと思った」と語る。
田口さん拉致事件を漫画で 長男の視点から描く (朝日新聞) - goo ニュース
