「拉致解決へ世論高めて」 市川修一さんの兄・健一さん 被害者支援へ歌謡ショー鹿児島市
北朝鮮による拉致被害者救出を支援するチャリティー歌謡ショーが9日、鹿児島市のホテルであった。日置市の吹上浜から拉致された市川修一さんの兄健一さん(62)=鹿屋市=が、観客約500人に早期救出を訴えた。
健一さんは「金正日が拉致を認めて5年たつが、何も進展しない。被害者は青春も人生も奪われ、家族は塗炭の苦しみを味わってきた。被害者全員が祖国の土を踏むまで、奪還への世論を高めてほしい」と呼び掛けた。
歌謡ショーは、鹿児島市のイベント会社代表藤田俊則さん(54)が企画した。藤田さんは修一さんと、拉致直前まで互いの自宅を行き来する間柄の友人だった。修一さんから、ともに拉致された増元るみ子さんも紹介された。事件が起きた1978年8月12日は、修一さんらとは別に吹上浜を訪れ、バンド活動をしていた。
この日、会場では救出運動への募金活動も行われた。藤田さんは「修一さんはとにかく好青年だった。事件を風化させたくない思いで企画した」。出演した歌手舞京子さんは「被害者が1日も早く帰国できるよう頑張りたい」と話した。
=2007/09/11付 西日本新聞朝刊=
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