原さん拉致:辛容疑者、総連系元会長らに資金提供を強要 | trycomp2のブログ
原敕晁(ただあき)さん(行方不明時43歳)拉致事件で、北朝鮮元工作員、辛光洙(シングァンス)容疑者(76)が、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の関連団体「在日本朝鮮大阪府商工会」の元会長(既に死亡)ら複数の人物に活動資金を提供するよう強要していたことが警視庁公安部の調べで分かった。韓国当局によると、少なくとも12人の在日朝鮮人が協力させられており、公安部は国内ネットワークの解明を進める。
調べでは、辛容疑者は元会長に北朝鮮に住む子供の写真や手紙を見せて、暗に危害が及ぶようにほのめかし、原さん拉致に協力するよう求めていた。81年ごろには3000万円を脅し取ったとされる。これらの資金を多額の負債を抱えた別の在日朝鮮人らに与え、新たな協力者に仕立て上げていたらしい。
辛容疑者が得た協力者12人はいずれも在日朝鮮人。北朝鮮に親族がいるケースが多かった。中華料理店店員だった原さんを辛容疑者に紹介した店主(74)らは、「(南北分断された)祖国の統一事業に取り組もう」などと誘われて協力者になっていたという。
辛容疑者は、原さん拉致を主導したほか、地村保志さん(50)夫妻拉致事件(78年7月)の実行役として国際手配されている。また、横田めぐみさん(77年11月、行方不明時13歳)の拉致も関与した疑いが浮上するなど、複数の拉致事件を実行したとみられる。
公安部は国内の協力者が辛容疑者に資金提供や住居の確保などで便宜を図っていたとみている。
中華料理店の店主は、警視庁の任意の調べに対し、「原さんが自分の店で働いていたのは事実だが、拉致は一切手伝っていない」と事件への関与を否定していた。元商工会会長も、85年に韓国当局が拉致事件を発表した際、「韓国の政治的謀略だ」と批判していた。
毎日新聞 2006年3月24日 3時00分
原さん拉致:辛容疑者、総連系元会長らに資金提供を強要-事件:MSN毎日インタラクティブ
