6カ国協議:実態は米朝の「2カ国協議」 | trycomp2のブログ

6カ国協議:実態は米朝の「2カ国協議」

北京で27日に始まった北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議は、文字通り6カ国が参加しているものの、実際は米国と北朝鮮による接触を軸に進んでいる。

 米国の首席代表を務めるヒル国務次官補と北朝鮮の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官は同日、北京の米国大使館で2回目の会談を行った。ヒル次官補は前夜、北京入りした直後に金次官と夕食を共にしており、同日朝にホテルを出発する際、「昨晩終えられなかった協議を続けたい」と語った。協議初日の開幕式では、ヒル次官補が金次官にメモを手渡したり、金次官が余裕の笑みを浮かべたりする場面がしばしば見られた。

 こうした雰囲気から、最近懸案として浮上した北朝鮮とシリアの核取引説が少なくとも今回の会談の障害とはならないとの見方が出ている。関係筋は「開幕式でシリアの件に関する話は全く出なかった。米国と北朝鮮はその件で6カ国協議のプロセスを脱線させたくはないようだ」と話した。しかし、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙、朝鮮新報は、ブッシュ米大統領が北朝鮮を「残酷な政権」と名指し批判したことを取り上げ、「米国が変わらなければ(核の)無能力化はできない」と主張した。このため、協議には不透明な要素も残されているとみられる。

 米国と韓国の当局者は、北朝鮮の核施設を年内に無能力化させることに自信をのぞかせる一方で、ウラン濃縮を含めたすべての核開発計画の申告を北朝鮮に求めていく姿勢を強調しており、北朝鮮が無能力化と核開発計画の申告問題を分離し、交渉カードとして使う戦略を使っているのではないかとの分析も出ている。

 韓国の首席代表を務める千英宇(チョン・ヨンウ)韓半島(朝鮮半島)平和交渉本部長は、北朝鮮のウラン濃縮プログラムなどの申告問題について、「北朝鮮は持っているものをすべて明らかにしなければならず、真実性が最も重要だ」と指摘した。初日の協議を終えたヒル次官補は「申告対象にはウラン濃縮プログラムとプルトニウムの保有量などが含まれなければならない」と語った。

 千本部長は「28日は申告と核無能力化など非核化問題、29日は北朝鮮に対する経済・エネルギー支援問題を主に協議する。結果を予見することは困難で、2日間(の協議)を終えれば、ある程度判断ができるだろう」と述べた。ヒル次官補は「28日に共同声明草案を回覧できることを望む」と語った。

キム・ミンチョル記者

6カ国協議:実態は米朝の「2カ国協議」 | Chosun Online | 朝鮮日報