北朝鮮、核燃料棒抜き取りのペース落とす 米国務次官補 | trycomp2のブログ

北朝鮮、核燃料棒抜き取りのペース落とす 米国務次官補

 ヒル米国務次官補は6日、北朝鮮核問題をめぐる上院外交委員会の公聴会で、北朝鮮が寧辺の黒鉛減速炉からの燃料棒抜き取りを3分の1のペースに落としていることを明らかにした。燃料棒抜き取りは無能力化のかぎとなる作業とされ、北朝鮮は重油支援の遅れへの不満から作業を遅らせているとみられる。

 ヒル氏によると、本来3班の作業グループが1日3交代で進める作業を、北朝鮮は1日1班だけに減らしている。ただ、ヒル氏は北朝鮮が非核化第2段階完了までに受け取る100万トン相当の重油支援のうちまだ20万トン分しか受け取っていないことを挙げ、北朝鮮側の不満にも一定の理解を示した。

 北朝鮮が拒んでいる核計画の申告については「まだ本質的な対立が残っている」と語り、進展がないことを示唆。名指しはしなかったがシリアを念頭に「外国と核技術をめぐる協力をしたと信じている」と述べ、過去の拡散活動や高濃縮ウラン(HEU)による核開発計画を申告する必要があると改めて強調した。

 テロ支援国家の指定解除をめぐっては「法的要件とともに北朝鮮が完全で正確な申告を満たすかどうかにかかっている」と述べた。日本政府が懸念している拉致問題への影響については「厳密に関連づけるのは日米両国の国益にならない」として、直接的に結びつけない考えを繰り返した。

 北朝鮮の核実験を受けて米国が発動した人道目的以外の支援を禁じる制裁に関しては、非核化最終段階の施設解体に入れば多額の費用がかかるため、制裁の見直しが必要だとの認識を示した。
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