西村真悟議員を追起訴 弁護士法違反事件 | trycomp2のブログ

西村真悟議員を追起訴 弁護士法違反事件

 衆院議員、西村真悟容疑者(57)=民主党除籍=の弁護士法違反事件で、名義貸しの見返りに非弁活動(無資格での弁護士活動)による報酬の一部を違法と知りながら受け取ったとして、大阪地検特捜部は28日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の収受)の罪で西村容疑者を追起訴した。

 特捜部は、政治活動費などを工面するため弁護士の肩書を利用した悪質な事案として、国会議員に組織犯罪処罰法を初めて適用。弁護士法違反をめぐる一連の事件の捜査を終えた。

 これまでの調べでは、西村被告は2002年12月31日ごろ、弁護士名義を貸していた鈴木浩治(すずき・こうじ)被告(52)=弁護士法違反罪などで起訴=が無資格での交通事故の示談交渉で得た報酬のうち約530万円を受領。03年1月から04年10月にかけても計約300万円を受け取った。

 鈴木被告は1998―04年にかけ、示談交渉を45件受任し、約3億円の報酬を取得。西村被告は約3400万円を受け取り、議員事務所の運営費などに充てていた。

 西村被告は11月28日、鈴木被告に名義を貸した弁護士法違反(非弁護士との提携)容疑で逮捕され、今月18日に組織犯罪処罰法違反容疑で再逮捕されていた。

 西村被告は大阪府堺市出身。85年に大阪弁護士会に登録し、93年の衆院選で初当選。防衛政務次官などを務め、現在5期目。

(共同)



 弁護士バッジの威光を貸すだけで政治活動資金を獲得―。28日、衆院議員西村真悟被告(57)を起訴した大阪地検特捜部が描く事件の構図だ。タカ派の論客や拉致議連の中心メンバーとして高い知名度を誇った被告だが、関係者の供述などで外堀は次第に埋められ、議員辞職を求める声は日増しに高まっている。

 西村被告は11月末の逮捕直後、拘禁症状で不安定な精神状態に陥ることもあったが、12月半ばごろから徐々に落ち着きを取り戻した様子。逮捕された事務員らを気遣うこともあるという。

 関係者には「恥をさらしても拉致問題に取り組みたい」と話すなど、議員活動への意欲も衰えていないが、取り巻く状況は厳しくなる一方だ。

 西村被告は逮捕前の会見で、名義を貸した鈴木浩治(すずき・こうじ)被告(52)の非弁活動(無資格での弁護士活動)を「知らなかった。2000年末に解雇した後は残務整理だけをやらせていた」と説明した。

 しかし、鈴木被告は調べに「議員も非弁活動を了承していた」と供述し、西村被告も了解した事務所ぐるみの犯行だったと強調。2000年以降も4年間にわたり新たな示談交渉を引き受け、報酬の一部を西村被告側に定期的に振り込んでいた実態も解明された。

 会見での説明が「保身のための言い訳ではないか」との見方が増えるにつれ、周囲も議員辞職を迫るようになった。

 所属していた民主党は早々と除籍処分とし、支持者からは「再起は無理」との声も。今年9月の衆院選では大阪17区で落選し、政党を看板にした比例での復活当選だけに、今後の風当たりは一層厳しくなりそうだ。

 ある関係者は「早く辞めた方がいいのにという声をよく聞くが、仮に辞めなくても次はない。政党に所属しなくては、選挙に勝てない」と冷たく言い放った。

≪西村真悟議員をめぐる経過≫

 1985年 大阪弁護士会登録

 93.7 衆院初当選

 98 鈴木浩治被告と知り合う。鈴木被告は3月ごろから議員の名義を使い非弁活動

 99.10 核武装発言で防衛政務次官を更迭される

 2005.7 大阪府警が鈴木被告らを書類送検

 9 衆院5選

 11.18 大阪地検特捜部が鈴木被告ら4人を弁護士法違反容疑で逮捕。西村事務所を捜索

 25 大阪弁護士会が西村議員の懲戒請求。退会届は不受理

 28 特捜部と府警が弁護士法違反容疑で西村議員ら3人を逮捕

 29 民主党が除籍処分

 12.8 鈴木被告起訴

 16 特捜部が証拠隠滅容疑で西村議員の事務所顧問を逮捕

 18 西村議員を起訴、組織犯罪処罰法違反容疑で再逮捕

 28 西村議員を追起訴

(共同)

(12/28 11:10)
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