「めぐみさんの劇」熱い声に応え再演 鎌倉の劇団8月16、17日 | trycomp2のブログ

「めぐみさんの劇」熱い声に応え再演 鎌倉の劇団8月16、17日

 鎌倉市を中心に活動する「劇団てんびん座」が5月に横浜市で上演した劇「この手に… 横田めぐみを想う」が8月16、17の両日、鎌倉市の鎌倉芸術館小ホールで再演されることになった。作品は、北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさん=拉致当時(13)=と家族らを題材にしたもの。上演直後から劇団に再演を求める声が相次ぎ、わずか3カ月で再演となった。(森本昌彦)

 同作品は5月3~7日まで横浜市西区の相鉄本多劇場で計8回上演された。めぐみさんが北朝鮮の工作員に拉致された昭和51年11月15日から始まり、父の滋さん(73)や母の早紀江さん(70)らの現在も続く戦いを描いている。

 「もう1度見たい」「日本中の、世界中の人に見てもらいたい」。5月の上演後、劇団には再演を熱望する声がファクスや手紙で届いた。段ボール1箱分になるほどの量だったという。

 「作品というより事件への国民の思いを感じた。事件を1回表現した以上、みんなの気持ちをほうり出さずに再度、表現しないといけない責任を感じた」

 劇団の代表を務める森木エリ子さん(55)は観客の声を受け止め、6月から会場を探し、劇団のメンバーに出演ができるかどうか打診した。

 例年、夏は年末の恒例公演に向けての作業が進む時期で多忙を極めるが、なんとか会場を確保し、キャストも決まった。8月の本番に向けて、滋さんの訪韓や北朝鮮のミサイル発射など新たな動きを盛り込むなど脚本の手直しを進めている。

 前回の公演では、上演前に「当日、何があるか知らないぞ」などと脅迫めいた電話が劇団に寄せられた。通常の公演では考えられないほどの警備が敷かれ、いつも劇団の公演を見に来る常連が来なかったりもした。

 それでも「今ひっこめると反対する人の意にそうことになる。表現者として負けられない」と、森木さんは強調。何よりも劇を通じて、「(見た人に)人の心の痛みを感じてもらい、それを一つの大きな力にしたい」と、拉致問題の解決を願っている。

              ◇

 公演は8月16日午後7時と17日午後6時半の2回。チケットは前売りが2500円、当日券が2800円でチケットぴあなどで購入できる。問い合わせは劇団てんびん座((電)0467・31・6565、ホームページアドレスhttp: //www1.kamakuranet.ne.jp/tembinza/)。
Sankei Web 地方版 || 神奈川