北朝鮮・拉致問題:理解深める 美浜事件の関連資料、県庁で一般公開始まる /福井
◇中山補佐官、来県し講演「解決へ広い支持を」
90年10月に北朝鮮の工作船とみられる小型船と、乗組員の2遺体が福井県美浜町松原海岸で発見された通称「美浜事件」の関連資料の一般公開が10日、県庁ホールで始まった。14日まで、午前9時~午後4時。
政府が定める北朝鮮人権侵害問題啓発週間(10~16日)の行事の一環で、上陸のためのゴムボートや水中スクーターのほか、乱数表や故金日成主席と金正日総書記の肖像画が描かれた赤色手帳などが展示され、事件の概要を説明するビデオも上映されている。
一方、西川一誠知事は、同週間を前に9日福井を訪れた中山恭子・首相補佐官(拉致問題担当)に、拉致問題の全容解明を求める福田康夫首相あての要望書を手渡した。
中山補佐官は福井市田原1のフェニックスプラザで、「中央アジア 北朝鮮そして日本」と題し講演した。駐ウズベキスタン特命全権大使時代のエピソードを交え、中央アジア諸国民の親日感情などを紹介。拉致問題にも触れ、「横田めぐみさんと(娘の)キム・ヘギョンさんを一日も早く取り戻すために仕事をしている。解決には政府だけでなく、国民の広い支持が必要だ」と訴えた。【大久保陽一、菅沼舞】
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