2児拉致 現場の小浜海岸、地村さん現場の西5キロ /福井 | trycomp2のブログ

2児拉致 現場の小浜海岸、地村さん現場の西5キロ /福井

 ◇工作員上陸に目印の地形--警視庁が現場調べる

 北海道出身の主婦、渡辺秀子さん(不明時32歳)の子ども2人が北朝鮮に拉致された事件で、警察当局が連れ去り現場として断定した福井県小浜市岡津の海岸は、北朝鮮から帰国した同市の地村保志さん(51)、富貴恵さん(51)夫妻が拉致された小浜公園から、西にわずか5~6キロの場所。リアス式海岸が広がる小浜湾の複雑な地形が、北朝鮮工作員にとって格好の上陸地点だったことをうかがわせる。

 岡津集落は38世帯、148人で、水田を囲むように各戸が並び、集落の突き当たりに左右を突き出た山に挟まれた砂浜がある。

 砂浜は長さ350メートルほどで、最寄りの民家から約100メートル、国道27号からは1キロ弱。海岸から約1・5キロ沖合には面積約2ヘクタールの無人島「蒼島(あおしま)」がある。蒼島や海岸周辺の特徴的な地形が、工作員が夜間、海から上陸する際の目印に適していたようだ。

 住民によると、警視庁の捜査員が10~12日に訪れ、砂浜や集落のはずれにある南宮神社を調べていったという。神社の社務所は現在は鍵がかけられているが、当時は無施錠で、工作員が使用したことも考えられる。

 74年8月に小浜漁港で行方不明になった特定失踪(しっそう)者、山下春夫さん(当時28)の兄寛久さん(86)は13日、岡津の海岸を訪れた。渡辺さんの子ども2人の拉致は74年6月と時期が近く、寛久さんは「渡辺さんの捜査が進んで、春夫の話も出てくればありがたい」と期待を寄せている。【川口裕之】

毎日新聞 2007年4月14日

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