盧大統領の対北融和発言 統一選控え韓国で波紋 | trycomp2のブログ

盧大統領の対北融和発言 統一選控え韓国で波紋

 【ソウル=久保田るり子】「北朝鮮に多くの譲歩をしようと思う」「条件なしで支援する」-。韓国の盧武鉉大統領が九日、訪問先のモンゴルで行った「対北融和発言」が韓国で波紋と憶測を呼んでいる。
 発言はウランバートル在住の韓国人との歓談会の席上で行われたもので、盧大統領はさらに、「いまだにわれわれが米韓合同軍事演習をやっているから北朝鮮は不安なのだ」「開城(工業団地)を開いたということは南侵を放棄したということだ」などと語り、北朝鮮の政治・軍事的な思惑にも配慮を示す“親北ぶり” を際立たせた。
 南北は、原則合意している金大中前大統領の訪朝について十六日から実務協議を開くが、「(金正日総書記が)金前大統領に会えば、柔軟な話が出ると大いに期待している」と思わせぶりな発言も行っており、これが首脳会談実現を呼びかけるメッセージではないかとの観測も出ている。金大中氏はいまのところ、個人レベルの訪朝であると主張している。
 特に関心を呼んでいるのが、「制度的・物質的支援を条件なしに行おうと思う」との表現だ。韓国は昨年九月の六カ国協議の共同声明の後、北朝鮮の核廃棄を条件として高速道路、鉄道建設など大型支援を検討してきたため、この発言については「核廃棄と無関係に支援する意味に解釈できる」(東亜日報)などと疑問を投げかける見方も出ている。
 李鍾●・統一相は十日、盧大統領の発言について「(六カ国協議など)事態打開に韓国政府が積極的な役割を果たすべきだとの意思表明」と説明したが、野党ハンナラ党は同日、与党不利が伝えられる今月末の統一地方選用の「意図的な瀬戸際戦術」と反発、保守層は発言内容の「親北ぶり」を問題視している。
●=夾の人を百に
(産経新聞) - 5月11日3時0分更新
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