北朝鮮問題 外務大臣会見記録
(問)日朝作業部会についてですが、本日も閣議後、総理とお話になられていたようですが、総理から具体的にはどのような指示があったのでしょうか。
(外務大臣)今日、総理と日朝作業部会の具体的な話をした訳ではありません。主として総理と話したのは来週APEC外相会合がありますから、それに行ってどのようなことをするのかという話が中心です。その他、色々な外交案件がありますから、その内の幾つかについてお話しました。
(問)作業部会については未だ、具体的な指示というものは出ていないのでしょうか。
(外務大臣)指示というものはありません。
(問)昨日、総理は会見の中で、北朝鮮の誠意ある対応、誠意ある態度を、というお話をされていたのですが、具体的にはどのようなものを北朝鮮側の誠意ある対応とお考えですか。
(外務大臣)拉致問題は解決済みという彼らの主張のままでは何の話にもならない訳ですから、その点は懸案事項の最大のものでしょうから、それについて彼らもきちんとした話し合いに対応することを求めるということは当然のことだと思います。
(問)一般的にWFPの方からも、北朝鮮の水害支援について話が来ているようですが、水害支援ということと拉致問題についての考え方については如何でしょうか。
(外務大臣)国連の色々な機関が色々な災害に応じて、各国に要請をして来る、今回は諸機関の統一アピールが現地の月曜日、従って日本では昨日火曜日に発出されたということですから、それを受けてどう対応するのか、そのことを先ず考えようということでありまして、未だ具体的にどうこうというところまで話は至っておりません。
(問)昨夜、ライス米国務長官と電話会談されたということですが、その中で北朝鮮問題、特に米朝、日朝作業部会についてはどのような話が出たのでしょうか。
(外務大臣)電話会談ですから、向こうから大臣就任のお祝いの電話ということです。旧知の仲でもありますから、お久しぶりですねと、お久しぶりというのはちょっと表現が不適切かなと思いますが、引き続き共に努力しましょうという趣旨で、個別具体の話を突っ込んでした訳ではありません。日程調整がつけば、来週APEC外相会合にライス長官も出席されるでしょうから日程調整が出来れば個別会談を行いたいなと思っております。そのような話はしました。
(問)水害支援ですが、具体的にどうこうという段階ではないということですが、何らかの支援は行おうということで検討しているのでしょうか。
(外務大臣)やるかやらないかを含めて今、考えているということです。
(問)北朝鮮に対する水害支援とはいえ、拉致問題を解決していない中で北朝鮮の支援に踏み込むことに国民の理解を得られるとお考えでしょうか。
(外務大臣)やるかやらないかは検討中だということを今、申し上げた訳であります。
外務省: 外務大臣会見記録(平成19年8月)