北朝鮮の砂運搬に船籍偽装 2社摘発、海上保安庁
北朝鮮の砂利を韓国に運ぶ事業に参加した複数の国内海運業者が2004-06年、国外で航行できない砂利運搬船をパナマ船籍などに偽装していたことが16日分かった。海上保安庁はこのうち大阪と長崎の2社を捜索、近く公正証書原本不実記載などの疑いで書類送検する。他業者も偽装したとみて捜査する。
同庁によると、事業に関与する北朝鮮側企業は金正日総書記直轄の商社や朝鮮人民軍傘下とされ、韓国国会でも「(代金が)北朝鮮軍部に流れている」と指摘された。昨年の核実験後、日本政府は対北朝鮮制裁を強化、同庁は北朝鮮に渡航する船舶への警戒を強めていた。
偽装したとされる船は業界の規約で国内運航しか認められず、各業者は「再び日本で使えるように、船籍を捨てたくなかった」と説明。大阪、福岡などの海上保安部は大阪市港区と長崎県佐世保市の業者を家宅捜索し、近く公正証書原本不実記載や船舶法違反などの疑いで書類送検する。
北朝鮮の砂運搬に船籍偽装 2社摘発、海上保安庁 [CHUNICHI WEB PRESS]