“北朝鮮がIAEAと接触”
北朝鮮による核施設の稼働停止などの措置の履行が遅れている中、アメリカ国務省は、北朝鮮がIAEA・国際原子力機関と接触を重ねていることを明らかにし、履行の意思を示すものだとして、引き続き北朝鮮側の対応を見守る考えを示しました。
アメリカ国務省のマコーマック報道官は、8日の記者会見で、北朝鮮がIAEAと非公式ながら幾度か接触していることを明らかにしました。北朝鮮は、3月にIAEAのエルバラダイ事務局長をピョンヤンに招いたほか、先月には、マカオの銀行にある資金の返還問題が解決すれば代表団を招く用意があるという書簡を送っていますが、報道官の発言はこれ以外にもやりとりがあったことを示すものです。これについて、マコーマック報道官は「北朝鮮の核施設の 稼動停止に向けた行動がまったくないわけではない」と述べ、北朝鮮に措置を履行する意思があることを表すものだとして、引き続き北朝鮮の動きを見守る考えを示しました。しかし一方で、アメリカの新聞「ワシントンポスト」は8日付けの紙面で、「2月の合意以来、北朝鮮がしたことは、アメリカから譲歩を引き出したことだけだ」と指摘して、北朝鮮の行動を待ち続けるアメリカ政府の姿勢を批判しており、このまま事態の進展が滞れば、アメリカ政府の外交方針への批判が強まることも予想されます。
NHKニュース