拉致事件解決へ日韓共闘!米ホワイトハウス前で一丸行進 | trycomp2のブログ
北朝鮮による拉致事件で日韓の被害者家族らが22日(日本時間23日)、米ワシントンのホワイトハウス前で集会を開いた。家族会の増元照明事務局長(50)や韓国家族会の崔成竜代表ら50人が参加。竹島をめぐり対立した日韓だが、拉致事件解決に向けては民間同士で一致団結。「米国の皆さん、一緒に闘って!!」と呼びかけ、「拉致被害者を救え」と唱和しながら行進し、早期解決への支援を訴えた。
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「Free My Family(私の家族を解放して)」「Rescue Abuductees(拉致被害者を救え)」
集会は「拉致救済コンサート集会」と題して開かれ、プラカードなどを手にした日韓米の約50人が参加。米在留邦人らが設立した「ワシントンDCらち連絡会」が主催したもので、時折小雨が降る中、事件の解決に向けて日韓が団結した。
集会では、世界中の拉致被害者の名前が読み上げられ、「ふるさと」など日韓両国の歌を歌った。鹿児島県で23歳で拉致された市川修一さん(51)の兄、健一さん(61)が「日本の世論は盛り上がってきた。もう少しの辛抱だ。米国の皆さん、一緒に闘って」と呼びかけ、20歳で消息を絶った山本美保さん(42)の双子の妹、森本美砂さんは「会えるまで声を出し続けます」と訴えた。
13歳で拉致された横田めぐみさん(41)の夫とみられるとDNA鑑定された金英男さん(45)=拉致当時(16)=の母、崔桂月さん(78)は韓国家族会に託した手紙で「死ぬ前に一度でいいから息子の顔が見たい。ブッシュ大統領、この老いた母の願いをかなえてください」と訴えた。
続いて「拉致被害者を救え」と英語で唱和しながらホワイトハウス前を行進した。22日は、在米人権団体が北の人権問題についてさまざまな催しを展開する「ノースコリア・フリーダムウイーク」の初日。27歳のときに新潟・佐渡島で失跡した大沢孝司さん(59)の兄、昭一さん(70)は「韓国の人たちとも連帯でき、弟を取り返すまで何が何でも運動を続ける」と決意を新たにした。
23日付の米ワシントン・ポスト紙も集会の模様を「緊張関係だった日韓両国が協力し合った点は最も注目すべきだ」などと伝えた。
今後は24日にめぐみさんの母、早紀恵さん(70)が訪米し、27日に下院公聴会で拉致被害について証言する予定。同様に公聴会で証言予定の崔代表は23日、めぐみさんの父、滋さん(73)と早紀恵さんが来月10日前後に訪韓し、めぐみさんの義母の桂月さんが6月10日に来日することを明らかにした。米国で早紀恵さんらと日程を詰める予定といい、拉致解決に向けた日韓共闘が本格化した。
★韓国と北朝鮮が初の意見交換
平壌での第18回南北閣僚級会談で、横田めぐみさんの夫とみられる拉致韓国人の金英男(キムヨンナム)さんについて韓国が北朝鮮と初めて意見交換した。韓国は、北が拉致被害者などの送還に応じれば、韓国にいる北出身の長期受刑者や元長期囚を送還する準備があると提案。北の反応は不明だが、韓国当局者は金英男さんについても「虚心坦懐に意見交換した」と語った。
韓国は22日の協議で、朝鮮戦争で捕虜となった韓国軍元兵士や拉致韓国人の送還に向け、経済支援を示しながら北に対応を求めた。会談は最終日の24日に合意事項などを発表する見通し。
★領有問題は包括的議論必要
外務省の谷内正太郎事務次官は23日、竹島をめぐる日韓対立が当面回避されたことに関連し「そう簡単に解決する話ではない。もっと本格的に話し合わないといけない」と述べ、来月中にも再開することで合意した排他的経済水域(EEZ)の境界線画定協議などで、竹島領有問題も含め包括的に議論する必要性を示した。今後の協議は「信頼関係をもとに話していかねばならない。まずはやってみるということだ」と、難航する可能性を示唆した。
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