「北朝鮮は交渉能力に長けている」(上) | trycomp2のブログ

「北朝鮮は交渉能力に長けている」(上)

 今年4月までホワイトハウス国家安全保障会議アジア担当補佐官を務めたビクター・チャ氏は15日、朝鮮日報とのインタビューで韓米両国が2012年の移譲で合意した戦時作戦統制権(作統権)について、「ブッシュ大統領は現地の指揮官の反対がなければ移譲するとはっきりと語った」と述べた。

 また「ベル司令官が作統権を早期に移譲するべきと主張したが、北朝鮮の状況などを考慮して国務省とホワイトハウスが時期を少し遅らせた」とも明らかにした。

 チャ氏は2年4カ月のホワイトハウスでの勤務を終え4月末にワシントンのジョージタウン大学に復職した。以下は研究室でのインタビュー内容。

‐バンコ・デルタ・アジア(BDA)の北朝鮮資金の送金の遅れを理由として6カ国協議での合意内容の実行が遅れている。北朝鮮が望むことは何か。

 「正常な国際金融取引だ。北朝鮮は基本的に国際金融システムで資金を動かせるようになるまで6カ国協議に復帰するつもりはないだろう。われわれは最初の60日が合意事項の中で最も簡単に実現できると考えていた。しかしこんなに難しければ残りはもっと困難だろう」

‐BDA問題に対するブッシュ大統領の考えは。

 「デッドラインが過ぎた点を非常に憂慮している。大統領は常に北朝鮮を疑っているが、一方では以前のどの政府よりも北朝鮮の核問題を本質的に解決できると信じてきた。この二つの間で悩んでいる」

‐ブッシュ大統領の現在の考えは。

 「今のところは交渉に重点を置いている。しかしBDA資金のうち1ドルでも北朝鮮の口座に入った瞬間から北朝鮮はただちに国際原子力機関(IAEA)の査察団を受け入れ、寧辺の核施設を凍結しなければならない。そうすれば6カ国協議での合意が意味を持つ」

‐北朝鮮が約束を守らない場合は。

 「北朝鮮はレッドラインを越えずに少しずつ自分たちが望むものを得る才能がある。しかし北朝鮮が約束を守らなければ、機密事項なので話しにくいが、船舶の臨検やさらに強い金融制裁もあり得る。BDAは米国が行うことができる制裁の中ではもっとも軽いレベルだ。北朝鮮はこれをはっきりと認識しているのでBDA問題を破局に導くほど強硬にはならないだろう」

‐戦時作戦統制権移譲は実際に行われるのか。

 「時期が決まれば今から準備ができる。しかしブッシュ大統領は現地の指揮官がこの問題について反対しなければ実際に移譲するとはっきり言った。結局韓半島(朝鮮半島)の状況がすべてを決定するだろう。もし6カ国協議が失敗し、北朝鮮が2回目の核実験を行うなど状況が悪化すれば作統権移譲を再考することもできる。もし今年の年末に韓国の新しい政府がこの問題を再び取り上げるなら状況が完全に変わることもあり得る」

‐再考の可能性があるということか。

 「再考の可能性は常にある。外部では作統権問題はあたかも在韓米軍の撤収として受け取られている。しかし作統権の移譲はそういう意味ではない。韓半島での危機的状況、韓国軍の戦闘力、米軍の能力などすべてが考慮されるだろう」

ワシントン=崔宇晢(チェ・ウソク)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報JNS

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