6カ国協議:北核の「無能力化」基盤できた ヒル次官補
【ワシントン笠原敏彦】北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表ヒル国務次官補は14日、記者会見し、北朝鮮核施設の「無能力化」の具体的方法を探った米中露3カ国調査団の訪朝結果について、「無能力化の方法を明確に取り決める基盤ができた」と述べた。次官補は次回6カ国協議が19日に再開されることを想定して来週初めに北京入りし、韓国代表らと事前調整を行う。
ヒル次官補は、調査団が寧辺(ニョンビョン)の核施設視察や北朝鮮側との協議を行った14日までの活動について「彼らは無能力化の方法に関し、非常に明確な論議を行った」と説明した。また、「無能力化」の定義については「北朝鮮が施設を再開しようとしても、数週間ではなく数年が必要となる」状態だと指摘した。
ヒル次官補はさらに、朝鮮戦争の休戦協定を平和条約に替える4者(南北朝鮮と米中)協議について「08年秋」の交渉締結に期待を示した。ブッシュ政権任期(09年1月まで)中の北朝鮮の完全な核放棄を視野に入れた構想だが、「完全な非核化まで(平和条約で)最終合意に達することはない」ともクギを刺した。
次回6カ国協議では、核施設の無能力化を含む非核化に向けた「第2段階措置」でのロードマップ(行程表)作りを目指す。
毎日新聞 2007年9月15日 11時03分
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