「めぐみさんの夫は韓国人」 韓国政府対応に苦慮 拉致問題 | trycomp2のブログ

「めぐみさんの夫は韓国人」 韓国政府対応に苦慮 拉致問題

 【ソウル7日原田正隆】北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんの夫が韓国人拉致被害者である可能性が強まったことで、韓国政府も拉致問題への新たな対応を迫られることになった。北朝鮮は韓国人拉致を認めておらず、核問題や南北関係への悪影響を避けたい韓国政府は苦慮しそうだ。

 韓国政府が北朝鮮に拉致されたと認定している被害者は485人。これまで南北赤十字会談を通じ、500人とされる韓国軍捕虜と併せて安否確認を北朝鮮に求めてきた。しかし北朝鮮側は「拉致」「捕虜」を一切認めず、「消息不明者なら調査できる」として、南北離散家族再会事業の中で拉致被害者と捕虜の一部を韓国の家族と面会させてきた。ただ面会できたのは26家族で、安否が確認された拉致被害者・捕虜は39人にとどまっている。

 もっとも、対北融和政策を掲げる盧武鉉政権にしても「核問題をめぐる6カ国協議や南北対話の障害となりかねない拉致問題に深入りしたくないのが実情」(外交筋)で、韓国政府は拉致被害者家族会の訴えにも冷淡な態度をとり続けてきた。

 しかし、横田めぐみさんの夫が韓国人拉致被害者であることが濃厚となったことで、韓国でも拉致問題への国民の関心が高まる可能性が出てきた。韓国統一省は7日、世論を意識して「(今月下旬に平壌で開く)南北閣僚級会談で拉致被害者問題を議論しなければならない」とコメント。ただ週明けの東京で「ミニ6カ国協議」を控えているだけに、北朝鮮を刺激したくない韓国政府筋は「最悪のタイミングで拉致問題が浮上した」と本音ものぞかせた。
=2006/04/08付 西日本新聞朝刊=
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