【社説】北に籠絡された拉北者問題、自業自得だ
拉北者と国軍捕虜問題解決が遠くなっている。政府は先週終わった南北赤十字会談を前に既存の離散家族再会ではなく、別途の再会を推進すると明らかにした。しかし得たものは1つもない。むしろ「拉北者やら国軍捕虜やら騒ぎ立てることが南側で起こらないよう責任を負ってくれ」という訓戒だけあったという。
この問題に対する盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の対応基調は2つだ。1つは「対北支援を増やせばいつかは互応して来ないか」というもの。2つ目はできるだけ北朝鮮の立場を理解しようというものだ。交渉で「国軍捕虜」や「拉北者」という表現を使わないのがそれだ。国家間交渉の基本にもそぐわない、いい加減な戦略を一貫して推進してきたのだ。
今回の赤十字会談も同じだった。強い解決の意志を打ち出すならそれにふさわしい戦略・戦術を講じなければならなかった。北側が誠意を見せなければ自分たちも望みは受け入れられないのだということを北朝鮮指導部にはっきりと感じてもらわなければならなかった。しかしこの政権は逆を行った。3000億ウォン台にのぼる対北支援策を相次いで発表したのだ。特に「2.13核合意」による北朝鮮の義務履行可否を見守るというコメ支援の原則さえ自ら崩した。これでは北朝鮮が「国際的合意」でもない拉北者・国軍捕虜問題に誠意を示さなくてはいけないと判断すると思うか。
6.26当時、戦死した米軍の遺体が数日前、盛大で荘厳な儀式を行い、およそ60年ぶりに故国に帰った。日本も拉北者問題の解決に政府のすべての力を注いできた。国民の生命・財産保護を政府の1次的責務と考える国々はすべてそうしている。しかしこの政権はどうか。北を刺激すると「遠い山でも眺めるように」接してきたのが事実ではないか。拉北者・国軍捕虜の家族・団体が「これ以上期待しない」と叫ぶのはどうしてか。彼らの心からの念願にこれ以上そっぽを向かずに発想の転換をしてほしい。
2007.04.16 07:06:47
Japanese JoongAngIlbo