米大統領が金総書記に親書 核放棄なら正常化表明か
【北京=城内康伸】北朝鮮の朝鮮中央通信は6日、ブッシュ米大統領が金正日(キム・ジョンイル)総書記に親書を送ったと報じた。北朝鮮を訪問していた6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補が訪朝最終日となる5日、朴宜春(パク・ウィチュン)外相に伝達したという。ブッシュ大統領が金総書記に親書を送るのは初めて。
同通信は親書の内容については伝えていないが、北朝鮮が核を放棄すれば同国との関係正常化に応じる用意があることを表明し金総書記に決断を迫る内容とみられる。
今回の親書伝達は、ブッシュ政権の任期が1年余りとなる中、朝鮮半島の非核化を実現させ、できるだけ早く正常化に向けた道筋をつけることで外交成果としたい思惑があるとみられる。
ブッシュ大統領は金総書記への親書で、当面の措置として、北朝鮮が6カ国協議に基づき、核施設の「無能力化」と「すべての核計画の申告」を年内に実現すれば、テロ支援国家の指定解除と敵国貿易法の適用除外について、早期に踏み切る方針を再確認した可能性がある。
米朝首脳間では、金総書記が2002年11月に、訪朝したグレッグ元駐韓米大使に、米国が北朝鮮の不可侵を確約する場合には、核問題の解決が可能とする書簡を託したが、米政府は無視したとされる。また、クリントン前政権時代には、訪朝した米政府高官を通じて2回にわたり大統領の親書を金総書記に伝達したことがある。
中日新聞:米大統領が金総書記に親書 核放棄なら正常化表明か:国際(CHUNICHI Web)