マカオの「制裁一部解除近い」 北朝鮮銀行筋
マカオの銀行「バンコ・デルタ・アジア」(BDA)で口座を差し押さえられていた北朝鮮の銀行関係者の間では「制裁の一部解除は間近」との期待感が強まっている。米朝金融協議の再開や、米国の調査の進展などから事態の打開に向けた手応えを感じ取っているようだ。
北朝鮮の銀行関係筋によると、BDAで資金凍結された北朝鮮の銀行は少なくとも5行。米朝金融協議で北朝鮮側の代表を務める呉光鉄氏が総裁を務める朝鮮貿易銀行や、米国が大量破壊兵器の拡散に関与したと指摘していた端川商業銀行などが含まれている。
また、BDAの顧問法律事務所によると、凍結された北朝鮮関連口座は約50に上り、その内訳は北朝鮮の銀行が20口座、北朝鮮の貿易会社が11口座、北朝鮮国籍の個人が9口座、北朝鮮と関係するマカオの企業や個人が10口座という。
凍結資産の総額は約2400万米ドルとされるが、関係筋は「少なくとも3分の1以上は、米国が指摘する偽札やマネーロンダリングとは関係がない」と説明する。
マカオ金融当局や米政府はこうした訴えに応じる姿勢を全く見せていなかったが、1月上旬ごろから銀行関係者の間に「不法行為への関与が疑われている軍系列の銀行などを除き、一部銀行の口座は解除される」との情報が広がった。
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