北朝鮮・拉致問題:有本嘉代子さん、娘へ激励の呼び掛け 北朝鮮向け短波放送 /兵庫 | trycomp2のブログ
◇「恵子、元気にしてる?」「必ず助け出す」--母の肉声、届け
「恵子、元気にしてる? こちらは全員、元気だよ」。神戸市の拉致被害者・有本恵子さん(行方不明当時23歳)の母、嘉代子さん(80)の呼び掛けが、拉致被害者らを激励し、救出を目指して北朝鮮に向けて流れている短波放送「しおかぜ」で伝えられ続けている。「(横田)早紀江さんたちが訪米してブッシュ大統領と面会するなど、これまでにないほど、雰囲気が良くなっている。恵子も含め、拉致被害者は必ず救出する」と語る嘉代子さん。メッセージが恵子さんの耳に届くことを願っている。
「しおかぜ」は「特定失踪(しっそう)者問題調査会」(荒木和博代表)が実施。ロンドンの放送配信会社に依頼して、北朝鮮近隣の施設から、05年10月30日から午後11時と午前4時の毎日決まった時間に、周波数5・89メガヘルツで放送している。
放送開始当初は、拉致被害者と特定失踪者の氏名、生年月日、行方不明となった場所などを読み上げていたが、現在は被害者らに呼び掛ける家族の肉声なども流している。嘉代子さんの肉声メッセージは、今年1月から2週間に1度のペースで流されている。
恵子さんは83年8月、ロンドンでの語学留学から帰国する途中に音信不通となり、「よど号」事件の元赤軍派メンバーらによって北朝鮮に拉致されたことが分かっている。
メッセージは昨年12月に東京で収録。約5分間の中に「前向きにしっかりした気持ちで暮らすように」「必ず助け出す」といった励ましを込めた言葉で語りかけている。嘉代子さんは「北朝鮮では、みんな少しでも情報がほしくて、隠れてラジオを聞いている人が多いと聞いた。だから、必ず恵子のもとに届ける、という気持ちでメッセージを読み上げた」と話している。【津島史人】
〔神戸版〕
5月8日朝刊
(毎日新聞) - 5月8日13時5分更新
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