<北朝鮮核>施設の無能力化作業、5日に本格着手…ヒル氏
北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補は3日、東京都千代田区の日本記者クラブで記者会見し、すでに平壌入りした米国の専門家チームが4日に寧辺(ニョンビョン)に移動し、5日から核施設の無能力作業に本格着手すると明らかにした。
ヒル氏は、核廃棄に向けた「第2段階措置」の無能力化の手順として、数日中に燃料貯蔵プールで放射能汚染を除去したうえ、再稼働ができないよう数週間かけて黒鉛減速炉から使用済み燃料棒を取り出し、同プールに移すと説明。取り出した燃料棒は「(最終的に)北朝鮮から国外に出さなければならない」と強調した。
また、無能力化とともに第2段階措置で合意した「核計画の完全申告」については「おそらく議長国の中国が作業部会を招集し、リストが提出されることになる」と述べ、1、2週間のうちに6カ国協議で申告内容をめぐる議論が始まるとの見通しを示した。
北朝鮮のテロ支援国家指定解除については「結果的にどうなるか今は予想しない」と述べつつも、議会に通告した時点で「事実上の解除」となるとの見方を示した。また「よど号」乗っ取り事件のメンバーらの扱いが北朝鮮との協議のテーマに挙がっていると認めた。
ヒル氏は2日、都内で同協議の日本首席代表、佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長と会談した。【米村耕一】
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