<蓮池夫妻拉致>元幹部5回以上来日 78年前後に偽名で
北朝鮮による蓮池薫さん(49)、祐木子さん(50)拉致事件で、実行犯とされる通称チェ・スンチョル容疑者に犯行を指示したとされる同国の工作機関「対外情報調査部」の元幹部2人のうち、通称ハン・クムニョン元指導員が事件当時の78年前後、少なくとも5回以上にわたり、身分を偽って来日していたことが22日、警察当局の調べで分かった。
新潟県警は同日午前、ハン元指導員と同調査部の通称キム・ナムジン元指導員について国外移送目的略取容疑で逮捕状を請求した。
調べでは、ハン元指導員は当時、同国の貿易代表団の一人として、日本の大手家電メーカーの電池工場などの視察に訪れていた。来日の際は韓明一(ハンミョンイル)など複数の偽名を使っていた。当局はハン元指導員については日本入国時の写真を入手しているという。一方、キム元指導員は来日したことがなく、蓮池さん夫妻の証言を基に似顔絵を作成した。
これまでの調べで、夫妻が同国の「招待所」で生活していた約24年間、両元指導員とチェ容疑者が交代で監視役、相談役を務めたことが判明している。このため夫妻の証言で身元を特定できると判断、逮捕状請求に踏み切った。
ハン元指導員は日本語が堪能で、02年10月、夫妻が帰国する直前まで交流があった。
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