手料理振る舞いトランプ遊び=石岡さんら拉致で森、若林容疑者 | trycomp2のブログ

手料理振る舞いトランプ遊び=石岡さんら拉致で森、若林容疑者

 荷物を残してどこへ-。札幌市出身の石岡亨さん=失跡当時(22)=と熊本市出身の松木薫さん=同(26)=拉致事件で、石岡さんらが森順子容疑者(54)らと出会ったのは1980年4月、スペイン・バルセロナの動物園だった。その際に撮った記念写真が大きな物証となった。
 警視庁公安部の調べによると、石岡さんらは同年3月28日、友人とともに新潟空港からロシアへ渡り、シベリア鉄道を使って4月13日にスペインのバルセロナ入り。フランスのリヨンへ行くため、16日にバルセロナの駅で列車を待つ間に、近くの動物園見物へ。ここで森、若林佐喜子両容疑者(52)と知り合った。
 森容疑者らは日本人の若者と接触するため、動物園を訪問。石岡さんらと面識はなく、偶然の出会いだった。石岡さんらは動物園で時間を過ごし、ベンチに3人で腰掛け、友人が撮った記念写真にも収まった。
 石岡さんがバルセロナを出発する際、森容疑者らは「マドリードで会いましょう」と約束したとみられる。
 森容疑者らは4月20日、マドリード市内のホテルにチェックイン。その後、別のホテルに移り、5月にはさらに別のアパートを借りた。石岡さんは5月1日にマドリードに到着し、スペイン入りした松木さんと合流した。
 同時期にスペインを旅行していた関西在住の姉妹は5月6日ごろ、森、若林両容疑者と石岡さん、松木さんが一緒にいたアパートを訪問。「4人は打ち解けた友人のようだった」と振り返っている。森容疑者らは地元の語学学校のスペイン語中級コースに入り、「学友」を装った。アパートでは手料理でもてなし、夜遅くまでトランプ遊びなどに興じた。石岡さんらは短期間で取り込まれていった。

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