新型弾道ミサイル 「北」8日発射 在韓米軍射程内 | trycomp2のブログ
【ソウル=久保田るり子】北朝鮮が今月八日に同国北東部、咸興付近から日本海に向け発射したミサイルは、旧ソ連製SS-21を改良した「KN-02」(射程約百-百二十キロ)で、二年後にソウル以南に移転する在韓国連軍、米軍司令部を射程に収める新型弾道ミサイルである可能性が高まっている。
新型の「KN-02」は核弾頭搭載可能の地対地弾道ミサイルで、最大の特徴は固体燃料を使っていること。
液体燃料を使ったミサイルは、燃料注入に時間がかかり、偵察衛星などでの察知が可能なほか、気温が低い厳冬期は発射できないなど難点が多かった。このため北朝鮮は、機動性が高い固体燃料を使ったロケット開発を進めてきた。
八日に発射されたミサイルは三発とされ、韓国紙によると、韓国情報当局は、実験は成功したとしている。「KN-02」は韓国では数年前から開発が伝えられ、昨年五月、日本海に向け発射されたのも「KN-02」とみられていたが、実験の一部は失敗したとされていた。
軍事専門家によると「KN-02」は、在韓米軍再編をにらんだ開発とみられる。米韓両国は二〇〇八年までにソウル市内の龍山基地にある国連軍、米軍司令部の平澤移転を合意しているが、軍事境界線から平澤までは約百キロで「KN-02」の射程に入る。これまでソウルはフロッグ・ミサイルの射程(約七十キロ)内で、移転後はこの射程から逃れるといわれていた。
韓国はミサイル防衛システムがなく、大気圏外から突入し、ほぼ垂直に落下してくる短距離弾道ミサイルは、米韓にとって大きな脅威だ。
ベル在韓米軍司令官は九日、米下院軍事委員会に提出した書面で、八日に発射されたミサイルについて「固体燃料の短距離ミサイル」と指摘したうえで、「正確度や機動性で大きく向上した」と証言し、米側が同ミサイル開発の進捗(しんちょく)状況に注目していることを示唆した。
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