脱北者の放送局 東京に支局
北朝鮮から韓国に逃れた脱北者が運営している北朝鮮向けの短波ラジオが今月末、東京に支局を開設し、日本の拉致被害者の家族のインタビューを放送するなどして、北朝鮮による日本人の拉致問題を積極的に取り上げることになりました。
韓国にいる脱北者たちが北朝鮮の民主化を促すために設立した短波ラジオ「自由北朝鮮放送」は、南北関係のニュースや脱北者の生活ぶりなどをソウルから1日2回、北朝鮮に向けて伝えており、去年5月には横田めぐみさんの父親の滋さんらの声も放送しています。「自由北朝鮮放送」によりますと、今月28日、東京・文京区に支局を開設して2人の常勤のスタッフを配置し、拉致被害者の家族や支援団体である「救う会」の関係者のインタビューを取材したり、日本で暮らす脱北者のネットワーク作りを進めたりすることにしています。また、北朝鮮側から出される妨害電波の影響を受けないよう、ことし10月からはこれまでの短波放送から中波放送に切り替え、普通のラジオでも放送を聴けるようにするということです。「自由北朝鮮放送」のキム・ソンミン代表は「拉致問題だけでなく、対北朝鮮政策全般についても日本のNGOなどと連携して北朝鮮に対するメッセージを強めていきたい」と話しています。
NHKニュース