北へ重油5万トン支援案 中国打診「初期段階」見返り | trycomp2のブログ

北へ重油5万トン支援案 中国打診「初期段階」見返り

【北京=大谷次郎、有元隆志】北朝鮮の核問題に関する6カ国協議で、北朝鮮が核関連施設の稼働停止など「初期段階措置」を受け入れる見返りの支援として、議長国の中国が日米中韓露5カ国が重油5万トン程度を北朝鮮に提供する案を各国に打診していることが10日、明らかになった。ただ、日米露は負担に消極的で、合意文書には負担を義務づける表現は削除され、各国の判断に委ねられる見通しだ。北朝鮮は50万トン以上の重油提供を求めており、反発は必至だ。

 参加各国は10日午前から北京市内の釣魚台迎賓館で、北朝鮮の非核化に向けた合意形成づくりの協議を継続。議長国の中国は同日、参加国間の前日までの協議を踏まえ、合意文書草案の修正案を示す見通し。修正案には義務化しない5万トン程度の負担も盛り込まれているもようだ。

 北朝鮮への見返り支援をめぐっては、日本側が「拉致問題を含む日朝関係の進展がない段階では、できることに限界がある」との方針に基づき重油提供の負担に難色を示しているほか、米国やロシアも消極的だった。

 米国首席代表のヒル国務次官補は10日午前、北京市内のホテルで記者団に「問題点はいろいろあるが、北朝鮮が何が重要と考えているのか分からない」とした上で、「今日はさまざまな2国間協議がある」と述べ、北朝鮮首席代表の金桂寛外務次官との再会談の可能性を示唆した。

 日本首席代表の佐々江賢一郎・外務省アジア大洋州局長は同日午前、記者団に「産みの苦しみの時期に入った。合意達成に至るまでに相当の努力を要する」と述べた。

 これまで、北朝鮮が寧辺の黒鉛減速炉(5000キロワット)などの核関連施設5カ所の稼働停止と閉鎖を2カ月をめどに実施し、その見返りとして同期間内にエネルギー、経済支援などを開始することを柱とした中国の草案をたたき台に調整が進められてきた。

 また、韓国の通信社・聯合ニュースは10日、北朝鮮が見返り支援で、200万キロワット相当のエネルギー支援を要求していると報じた。

最終更新:2月10日15時54分
産経新聞

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