北朝鮮拉致・脱出者、北朝鮮相手に訴状 | trycomp2のブログ

北朝鮮拉致・脱出者、北朝鮮相手に訴状

北朝鮮に送られた非転向長期囚たちは韓国政府側に、北朝鮮に拉致(拉北)されてから北朝鮮を脱出した人々は北朝鮮側に、それぞれ補償を要求するという事態が起こっている。

イ・ジェグンさんら拉北され脱出した4人は9日「拉北されて30年間強制労役にあった被害に対し、北朝鮮は1人当たり1億ドルずつ計4億ドルを支給せよ」という訴状を国家人権委員会などに提出した。彼らは訴状を北朝鮮に伝達するよう韓国政府に要請、被告訴人は北朝鮮労動党と金正日(キム・ジョンイル)国防委員長としている。彼らの出した訴状は刑事訴状でもなく、民事訴訟訴訟でもない嘆願書の性格だ。

◆「北朝鮮、人権改善圧迫に対抗」=キム・ヨンテ、ハム・セファン氏ら2002年9月、北朝鮮に送還された長期囚たちも6日、板門店を通じて共同訴状を韓国側に送ってきた。

彼らは訴状で「北送長期囚たちの監獄生活は年限が2074年で、関係専門家たちが計算したものによると精神的被害を除き、肉体的被害だけも10億ドルに達する」とし、訴状を国家人権委員会などに伝達してほしいと要請した。しかし統一部当局者は「考慮するだけの価値を感じない」としている。人権委員会に伝達する理由がないというものだ。

統一部はこのような北朝鮮側の動きは北朝鮮が新年の共同社説で明らかにしたとおり、長期囚問題を取り上げて韓国内反保守大連合結成を狙ったものと分析している。

◆「対抗訴訟の可能性小」=しかし法曹界はこの事態が実際、金銭的賠償を要求する訴訟にまで展開される可能性はほとんどないとみている。まず両者が裁判を通じて被害を立証するのが容易でない上に、南北が対立する状況で「訴訟提出→裁判→賠償判決→執行」などの過程に対し障害物が多いからだ。

北送長期囚たちが国内裁判所に民事訴訟を出すことは可能だ。韓国憲法第3条に「大韓民国の領土は韓半島とその付属島しょとする」と規定されていることから、北朝鮮住民も大韓民国国民となるからだ。

小説『林巨正』(イム・コクチョン)を書いた碧初洪命熹(ピョクチョ、ホン・ミョンヒ)先生の孫である北朝鮮作家の洪錫中(ホン・ソクチュン、64)氏も昨年12月「許諾なしに本を出版した」とナムハン出版社を相手に損害賠償訴訟を出している。

パク・マン弁護士は「損害賠償訴訟は不法行為が発生した時から10年以内にしか起こせない」とし「数十年前のことなので不当な人権弾圧があったとしても時効消滅により、賠償を受けることができない」と指摘している。
Japanese JoongAngIlbo