米シンクタンクAEI常任研究員・オースリン氏「日米同盟は維持管理の時期」 | trycomp2のブログ

米シンクタンクAEI常任研究員・オースリン氏「日米同盟は維持管理の時期」

 福田康夫首相とブッシュ米大統領の初の首脳会談について、日米関係に詳しい米シンクタンクAEIのマイケル・オースリン常任研究員に聞いた。(ワシントン 有元隆志)

--両首脳は日米同盟を強固にすることで一致した

 「双方にとって、今回は相手の出方をうかがう会談だったといえるだろう。大きな問題を議論して決めるよりも、むしろ同盟を維持管理する時期だといえる。米国は福田首相が参院での与野党逆転の状況のなかで生き残れるか見守っている。日本も大統領が北朝鮮政策を変更するか見守っている。大統領の任期も1年余りとなり、大統領選のほうにも関心が向く時期だ」

--共同発表で両首脳から、北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除に関する言及はなかった

 「指定を解除するかどうかは北朝鮮の態度にかかっている。北朝鮮は日米間にくさびを打ち込もうと、非核化に向けた動きだけ進め、拉致問題では何ら動きをみせないこともある。指定解除は日米間の緊張を生む要因になるが、同盟関係が崩れるようなことにしてはならない」

--福田首相は新テロ対策特別措置法案の早期成立に「全力を尽くす」と表明した

 「ブッシュ政権は自衛隊の撤収が参院選での与野党逆転による国内政治の変化によるもので、福田首相が決めたものではないと理解している。日本は6年にわたり支援してきた。新法案が成立しなかったとしても、米側にショックはないだろう」

--人気歌手エルビス・プレスリーの旧宅を訪れるなど注目を集めた小泉純一郎元首相の訪米に比べ、今回の訪問は短時間で地味だとの声もある

 「双方とも忙しい時期に、福田首相が初の外国訪問でブッシュ大統領と会い、同盟の重要性を強調したことはよいことだ。短期の訪問だからといって問題ではない」

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